EventSyncの動作が遅い場合やタイムアウトエラーが頻発する場合の原因特定と改善方法を解説します。
パフォーマンス問題の診断
処理が遅い場合、まずブラウザの開発者ツール(F12)のNetworkタブを開き、どのリクエストが時間を要しているかを確認してください。特定のAPIエンドポイントのレスポンスが遅い場合は、そのエンドポイント固有の問題が考えられます。
管理画面の「パフォーマンスモニター」では、過去24時間のAPIレスポンスタイムの推移を確認できます。特定の時間帯のみ遅い場合は、その時間帯のバッチ処理や他のユーザーの高負荷な操作が影響している可能性があります。
データ量が多いリスト画面(予約一覧など)の表示が遅い場合は、検索条件やフィルタを使って表示件数を絞り込んでください。また、ページネーションのページサイズを小さく(50件以下)設定することで表示速度を改善できます。
タイムアウトエラーの対処
APIリクエストがタイムアウトする場合、デフォルトのタイムアウト設定(30秒)を超えた処理が実行されていることを示します。一括インポートや大量データのエクスポートなど、処理に時間がかかる操作では非同期処理を使用し、完了をWebhookまたはポーリングで確認する方式に変更してください。
大量のレコードを処理する場合は、1回のリクエストで処理するデータ量を分割することを検討してください。例えば、1000件の予約を一括更新する代わりに、100件ずつ10回のリクエストに分割することで、個々のリクエストがタイムアウトするリスクを大幅に減らせます。
HubSpot APIのレート制限(10リクエスト/秒)に近い頻度でAPIを呼び出している場合、処理キューが積み上がってタイムアウトに至ることがあります。スロットリング実装を見直し、キューの深さを監視してアラートを設定してください。
インフラ側の改善策
繰り返し実行される同じクエリやAPIコールには、キャッシュを活用することを強くお勧めします。イベント情報や会場情報など、頻繁に変わらないデータをアプリケーションレベルでキャッシュすることで、不要なAPIコールを削減しパフォーマンスを改善できます。
Webhookの受信処理がボトルネックになっている場合は、受信後すぐに200レスポンスを返し、実際の処理をキューに積んで非同期で行う設計にしてください。これにより、EventSync側のタイムアウトと再送を防ぐことができます。
根本的なパフォーマンス改善が必要な場合は、サポートチームにパフォーマンス診断を依頼してください。アカウントの使用状況を分析し、データベースインデックスの追加やクエリの最適化など、インフラレベルでの改善策を提案します。